対象地域 | 寒河江川流域・葉山南麓地域 |
委託者 | 寒河江市 |
完了年 | 1976年 |
寒河江川流域・葉山南麓地域生態計画基礎調査
東京のある開発デベロッパーから寒河江市へ葉山の大規模開発の話が持ち込まれた。自然の乱開発を懸念し、生態学的観点から開発の検討を試みた環境調査である。地形・地質・土壌・植生・水理のデータを重ね合わせて評価する基本的な手法に加え、日本独自の歴史・文化も踏まえおこなわれた。レクリエーションタイプによる適正地域の把握や地域経済の両立性を考察し、結果として開発事業には適さない土地であることが判明した。より良い開発には前段の基礎調査が不可欠であるとともにその地域の生活文化・固有性等を示した最初の調査となった。