所在地 | 山形県鶴岡市 |
構造 | RC造 |
規模 | 地上3階、塔屋1階 |
竣工 | 2015年3月 |
敷地面積 | 38,142.17㎡ |
建築面積 | 7,573.88㎡ |
延床面積 | 16,004.79㎡ |
備考 | 日建設計と恊同設計 |
60年近く山形県内唯一の公立精神科病院として地域の精神科医療を支えてきた県立鶴岡病院の老朽化、また精神医療の環境変化に対応するための移転・新築したもの。
従来の社会復帰病棟・慢性期病棟に加え、重症患者を集中的に治療する「スーパー救急病棟」思春期の児童生徒やそううつ病患者などに対応する「子ども・ストレスケア病棟」、心神喪失などで罪に問えない患者の治療を行う「医療観察法病棟」の新設により、全5病棟、計213床で構成され、また「児童思春期外来」の新設など、「隔離・収容型」からストレスに関する心の病に対応する「メンタルヘルス型」の病院へ転換を図っている。
病棟では、動線を短いクラスター型の平面構成とし、行き止まりをつくらない廊下、4床室と1床室を組み合わせた配置、4床室でも各ベッドに専用の窓を設けることなど、快適な療養環境を実現した。
そのことで凹凸のある壁面が積層する特徴的な外観となっている。